くくり罠、買うと最低でも6000円〜8000円くらいしますよね?
自作してる人も多いのは安くすむから!とまあ、こういう理由。そんなわけでまだ狩猟デビューしてないが、さっそく自作してみた。ちなみに、踏み板+踏み板の枠で約800円で作れます。
なんですが、
自作する!というのも電動のこぎりやワイヤーカッター、スエージャー(ワイヤーをかしめる道具)がないと結構むずかしい!!安くすませたいのに、さっそく機材投資。。は結構きつい。
今回はワイヤー部分ではなく、踏み板+踏み板の枠を電動のこぎり無しで制作してみた。
罠のしくみの勉強にもなるので失敗も込みで参考になれば!
材料と道具
材料
・600mm*6mm*120mm板材×2枚
・3mm厚*20mm*1000mm(1m)アルミフラットバー×1
・ステンレス横折T型(適応ネジ2.4~2.7mm)×2
・M3ネジ(長さ15mm)・ワッシャ・六角ナット(10個入)
・釘or木ネジ(長さ8mm)16本
・つまようじ×4本
道具
・ドライバー(サイズに合わせて)
・電動ドリル(これだけは絶対いる。2.0mmと3.0mmのドリル)
・金鋸(アルミが切れる刃のタイプ)
・ボンド
・金ヤスリ
・定規
・鉛筆
・カッター
踏み板の作り方
1)板材、アルミバーをカットする。
動物が踏む板材を縦12cm*横22.5cmにカット。
1mのアルミバーを三等分する。約33.3cmずつ。アルミバーは線を引いたところを一度カッターで切り込みを入れてから金鋸でカットするとすべりにくく、ずれにくい。
板材と、アルミバーの端や角のささくれをやすりがけする。
特にアルミ材は指を切ってしまうかもしれないので念入りに。
2)板材に金具の位置のしるしをつける。
横折T型を仮置きして鉛筆で印をつける。置く位置は板材の端から3mm内側にしるしをつける。
理由は踏み板の枠にネジの頭が引っかかって落ちなくなるので、必ず内側に。
3)アルミフラットバーを曲げる。
曲げる位置にしるしをつける。外側から約11cmくらいのところに線でしるし、両側から2本共する。
また、真ん中にも線を引くと曲がり具合がわかりやすいのと、真ん中を曲げて角度調整しやすいので、真ん中にも線。
曲げ方はアルミなので手でかんたんに曲がるが、曲がりやすいだけに手だけで曲げると変に曲がる。
しるしのところで曲げたいときは、そこに若干硬い物をあてて曲げる。手で体重をかけて曲げる。
4)板材、アルミバーに穴を開ける。
アルミバーの穴は曲げる前に穴を開けるほうがドリルがしやすいが、写真のようにT型に合わせてちょっと浮かせる必要があるので、逆に曲げてからのほうが結果的に失敗しにくいように思う。
アルミバーの穴位置は、約下から4mm*横端から4mmくらいの位置。だけども、自分でT型に合わせてすこし変更しながら調整する。
ドリルで穴をあける。これだけは電動が必要。手でもやれなくはないと思うが、正直、今後は電動ソー(電動のこぎり)やスエージャーも買っていくことになるので、最初のさいしょの初期投資としてこれを先に買うのはあり。電動ソーやスエージャーを思うと値段も安い投資で、ほかにも色々使える。
穴をあけるコツは、いきなり3mmあけるよりちょっと細めの2mmで少し凹を作ってから3mmでやると、ずれにくい。最初が一番滑ってやりにくいので。
板材は、T型を中心に置いて、ネジで固定するところにしるしをつけて2mmドリルで少し凹を作って、ネジで止める。
5)アルミバーとT型を合体!ネジで留める。
ここがかなり罠で重要度が高い部分。繊細に可動域チェックをしながら止める。
順番は写真のとおり。
ネジ→ワッシャ→アルミバー→六角ナット→バネ座金→六角ナット
六角ナットとバネ座金のところは、最初の1個目の六角ナットはフラット部分を内側に向くようにする。そのあと、バネ座金で、最後の六角ナットはフラット部分を外側に向くようにして閉めていく。
このとき、アルミバーとT型とネジがひっつきすぎると動きがにぶくなるので、
最初の1個目の六角ナットを締めすぎないようにする。
いい位置にきたらそこからナットを動かさないようにペンチでおさえつつ、2個目(最後)のナットで、バネ座金がフラットになるまで締める。このときネジもドライバーでちょっと抑えつつやると調整しやすい。
いちいち、可動域を確認しながらやるのをおすすめする。4箇所全部。
6)ワイヤーをかしめるときの溝をつくる。
底から5mmくらいの位置の角をヤスリをかける。
実際にワイヤーをなんとなくかまして、いい具合にやすりをかける。
これで一応、踏み板部分の完成。踏み板の枠を合わせたときに木のゆがみ分を調整したりするので一応仮で完成。
踏み板の枠の作り方
1)板材をカット
板材は、 横24.2cm*縦5.9cmを2枚。横12cm*縦5.9cmを2枚。
カットしたら、これもヤスリがけする。
2)板材のつまようじを刺す部分を穴あける。
板材の上位置から6mmのところを穴をあける。横位置は適当でオッケー。
3)組み合わせる。
長い板材が外側に、短い板材を内側で合わせて、接着部分にボンドを塗り釘で打ち付ける。
ボンドが乾いたら完成。
踏み板と踏み板の枠を合わせて調整作業
踏み板の枠につまようじをいれて、踏み板を置いてみる。
つまようじを抜いて、スコン!と踏み板が落ちるようなら調整はいらない。
試し稼働で調整いるかもだが、この時点ではこれでいい。
また、ワイヤーの留め金があたる場合は、写真のように溝を作ったほうがいい。
ワイヤーも仮でセットしてみて、踏み板のネジがゆるすぎたりしないかをチェック。
必要ならアルミバーの真ん中上にちょっとしたストッパーを作るの一手。それは調整や猟場に合わせて考える。
試し稼働
一度目の試し稼働ではうまく弾けずにふにゃんとなった。じぶんの手づくりだ!という不安からバネの締めが弱すぎたからかも?というのと、やはり六角ナットの締まり具合がキツすぎて、弾かなかった感じもする。
二度目はうまくいったが、とらえた位置が低いように思う。踏み板の枠を深めに作るか、、、
ここから自分にあったくくりわなが作れればいいな〜と思うし、
「ここのこの情報使えそう!」とか思ってもらえたら嬉しい。