北海道の雪の獣道(けものみち)・動物のあしあとを追いかけて、知ってよかったこと。

狩猟

スノーシューを履いて4km程、動物の足跡を追いかけてみる。
実際のあしあとや踏み込み具合、きっと土で見るのとは大違いやろうけど、
初心者にはわかりやすい形で残ってるのでハイキングコースで色々な動物を追いかけてみたら、
やってよかったな〜と思うこと書いておく。

じぶんの体力(実力)を知る

スノーシューというだけあって、雪の上が歩きやすいが地面はめっちゃ歩きにくい

スノーシューを履いてるとはいえ、やっぱり雪上は足をすごくあげるので歩きにくさもプラスされて、
そうとうな腿上げ筋トレをゆっくりやってる感じである。

山歩きとは違うのだけど、おのれの今の体力を知る。
これはすごく重要なことだな〜と思う。

今日、たくさん歩けてすごい!ということ知るというより、

・じぶんはどれくらいでしんどくなる。
・どういう歩き方が苦手
・夢中になると周りが見えてるのか見えてないのか

そういうことを知ることが重要と感じる。

体力のあるないは基本的にないので、
現状を知ってそこから少しずつ、過小評価せずにつみあげていくイメージ。

コツコツ体力づくりをするにも、
まずは自分のスタート地点を知ることはよかったポイント。

雪の上のあしあと

エゾジカのあしあとたち

ここは文章より見つけたあしあとの写真を並べて置くことにする。
これが目的で歩いたわけだから、足跡が見つけれたことはよかったことである。
鹿だけと思っていたけど、いろんな動物のあしあとが見れたことは副産物だった。

キツネ

キツネのあしあと
キツネのあしあと

エゾジカ

エゾジカのあしあと
エゾジカのあしあと
エゾジカのあしあと

エゾリス

エゾリスのあしあと
エゾリスのあしあと

ほかにも、野ウサギ、犬(ペット)もいたが、
歩いたあとに雪がふったようでうすすぎて写真におさめられず。

またの機会に

どうしてこっちに行ったのかを知る

エゾジカが木の皮を食べたあと

この時期のエゾジカは草がないので木の皮を食べる。
これを被害と考える人もいれば、自然の間伐という人もいる。
どちらも、ありのままだと思う。

エゾジカが食べた後

足跡を追いかけるとこういう発見があるのは、すごく体験・経験値としてよかったポイント。
教本に書いてあってもイメージできなかったことも、自然の流れにそって、
目でみて、感じて、「どうして食べたのか?」を考えて、
それからいくつか自分の回答を持って、また歩いて発見して、、、、

こういう経験を積み重ねたとき、エゾジカのわなを仕掛けるときの「勘が働く」につながるように思う。

偶然に出会える

新鮮なエゾジカのあしあと

やっぱりちょっと意識して外に出てみると、いろんな偶然に出会うことも多い。
あれほど、運転中には「鹿出てくるなよ〜〜〜〜」と思っていたのに、
あしあと追いかけていけばいくほど、鹿に出会いたいじぶんに出会う。

思っていると実際目の前にエゾジカが!
「あ!!!いた!!!!」と声を出してしまったので、
すごい速さで逃げてしまった。

これも気づきで猟するなら、100%ミスでしょう。声を出すなんて。。
でも、気づけたのでよかったことの1つ。
さらに実際にいたところのあしあとは鮮明で、
「もしかしたら、フン落ちてるかも?」と少し探すと偶然にもありました。

エゾジカのフン
雪に落ちるとこんな風になるエゾジカのフン

正直、うんこを見つけて「やったー!!」と思ったのは初めてかもしれません。
勉強のためだったので、新鮮なうんこがみれてよかったことの1つ。

最後は人間のあしあと

実際に行動に移したことによって、見えてくる景色がたくさんあるな〜。
教本では想像できずらい世界がそこにはわかりやすくあったので、
やっぱり経験は大切。

それを感じることができたのが一番の収穫でした。

どこかに鹿がおってもわからんやろうな

狩猟

Posted by よっちゃん