狩猟,狩猟免許(国家資格)を取るまでの道

狩猟免許をとりたい方のために費用と流れと試験のポイントというのを書いていく。
狩猟免許は国家資格です。

費用

ざっと合計で17,050円かかります。
(予備講習や試験日のご飯や移動費もいれると20,000円くらいかかったかな?)
※もちろん受かってからの初期装備や狩猟者登録などのお金もあるので、今回は予備講習と本番の狩猟免許試験のみにしぼって記載

・診断書(診断書の紙は自分で持参)・・・3,300円
・住民票発行代(試験を申込時に必要)・・・300円
・予備講習代(試験会場で現金渡し)・・・8,250円
・本番試験代(北海道の収入証紙)・・・5,200円

診断書の費用については地方でまちまち

ぼくの住んでるところは田舎ということもあり、近所の内科クリニックで所用時間5分ほどで終了。
診断書のテンプレートの紙を持って行って、お医者さん(先生)に

先生「てんかん、そううつ、(テンプレにかかれてる項目)ないですか〜?」
ぼく「はい、ないです。大丈夫です。」
先生「はい、じゃあ診断書だしますね〜」


っていう感じで、診察室にいたのは3分くらい、待ち時間2分くらいでした。
おそらく<わな猟のみの免許>ということもあると思います。(銃猟だともうちょっと厳しいですね。たぶん)

診察代もなく、診断書代の3,300円だけですみました。(もしかしたら、診察代も含んでるのかな?)
ちなみに一応、保険外です。(保険がいるようなことしてないけどね。)
保険外と聞くとイメージ的に高く感じるかもですが、大した額じゃないのでご安心を!(なんの安心?)

正直、(病院行き慣れてないこともあるけど)緊張してたのが、拍子抜けなくらいあっけなく終わりました。

見出しにもあるとおり、
地方で診察代+診断書代のパターンもあれば、ぼくのように診断書代のみで済むパターンもあるし、
田舎内でも少し大きい病院にいくと、待ち時間が長かったりと色々あるみたいです。

ぼくの場合は、役場に電話して「狩猟免許とるのに診断書がいるので出してくれる病院教えてください。」
と言ったら、意外とすんなり教えてもらえました。
(えこひいきになってしまうかも〜っていうことで、地方によっては教えてくれない役場もあります。)

申込〜試験〜免許を受け取るまで流れ

全体の流れでいうと、こうです!

1)管轄の振興局か役場でまず相談もかねて、申込書や診断書のテンプレをもらってくる。
2)予備講習の日程の期間にもよりますが、診断書をもらってくる。
3)狩猟免許の試験の申込をして、同時に予備講習の申込をする。
→申込のときに注意すべきポイントをまとめた記事はここをクリック
4)事前に例題集と教科書をもらっておいて勉強。
→勉強の仕方細かくまとめた記事はここをクリック
5)予備講習をうける。
→予備講習の様子をまとめた記事はここをクリック
6)例題集と教科書、熟読。
7)本番の試験を受ける。
8)10日以内に郵送合否がわかる。

試験に受かるためのポイントと勉強法

試験なのでぼくが今回受けたものと一緒ではないものが出る可能性はご了承ください。
(一緒だと試験の意味ないと思うし)

参考までにこんな感じか〜という雰囲気をつかんでもらえたらと思います。
おすすめの勉強方法も書いておきます。

とっていい!とっちゃダメ!動物あてカードを作って覚える

鳥でないのに全部覚えちゃったぼく。

これは結構ひっかけ多めの難題です。というか、鳥系(とくにカモ!)がごちゃごちゃになってきます。
勉強方法としては、スマホで教科書の動物の絵を撮影、プリンターで印刷して、ラミネートして、
裏に答えをマジックで書いたカードを作りました。

受かるポイント1:わな猟は、鳥・カモはでません。(網、銃はでます)
受かるポイント2:胆振の試験に限り、出てくるカードは写真じゃなくて絵です。

やり方は絵をみて、
「マガン、とっちゃダメ!」
「カルガモ、とっていい!」
という感じで、声に出しておぼえていきました。

イノシシとかタヌキとか、ヌートリアとかはすぐ覚えれるんですが、
鳥系が似てすぎて特徴を覚えるのが大変でした。
(あと名前を覚えれてもとっていいかどうかがごっちゃになる。)

狩猟免許の問題が出てくるスマホアプリ

これがめっちゃおすすめ!なぜなら動物の本物の写真がでてきます。
絵で覚えつつも写真で解答することができるし、出先の空いた時間にもやれちゃいます。

https://apps.apple.com/jp/app/%E7%8B%A9%E7%8C%9F%E5%85%8D%E8%A8%B1%E8%A9%A6%E9%A8%93%E5%AF%BE%E7%AD%96%E5%95%8F%E9%A1%8C/id1460092996
胆振の試験に限り、出てくるカードは写真じゃなくて絵です。

YouTubeで動物あてする

こちらは動画なので時間制限があってよかったです。自分でカードを引いたりアプリだと考える時間が長くてもよくなってしまうけど、試験は時間制限があるのでプレッシャー対策で!(胆振の試験に限り、絵の表示秒数は5秒です。

狩猟の法律やルールの筆記系はノートに書いたりして覚えるべし!

大学ノートとわたし

何十年ぶりかに大学ノート書いて覚える系です。w(めっちゃ苦手意識ある〜)
予備講習で蛍光ペン引いた箇所を、ノートにもう一度赤ペンで書いて、赤いシートで隠して覚える式です。

またこちらも前述したアプリでも勉強できます。

受かるポイント1:わな猟のみの免許でも筆記試験は、鳥系は出ないと思っていたら大間違い!カモやカラスの設問も出ます。
受かるポイント2:法律やルールだけでなく、しっかり動物の特徴も覚えておくべし!

技能試験は、予備講習受けてたら罠はバッチグー!で運動能力は逆にそれできんかったら狩猟無理ちゃう?レベルで簡単です。

受かるポイント1:適正試験は、視力検査と屈伸、腕ぐるぐる、グーパーグーパーです。
(試験中にちょうどいいストレッチになりました。)
受かるポイント2:仮設試験のおすすめは、はこわなです。一瞬でおわります。

予備講習をうけておけばほぼほぼOKです。
もし不安な場合は、動物覚えるときと同じくYouTubeをみておけばわりとすんなりいけます。

まとめと合格発表

合格通知書

10日以内には、、、という話でしたが、実際は11日目に郵送で合否が届き、無事合格しました。
次回の狩猟の内容のブログでは<狩猟者登録をやってきた!>の記事を書きたいと思います。

試験の本番当日は思ってるより緊張しましたが、帰る頃には「思ったより簡単やった〜」と思えます。
(安心してください)
試験に出る順番は、筆記→適正→動物カード→わなの仮設の順でやりました。
午前中の筆記と適正が受からないと、午後からの動物カードとわなの仮設の試験が受けれないシステムでした。
といいつつも、筆記試験は全員合格だったりしてたので、みんなホッとしてたのが様子で伺えました。

そのあとは、順番に1人ずつカードと仮設の試験だったので、午後からの待ち時間が退屈すぎました。
(もし次回銃免許とるときは、何か本を持って行こうと思います。)

今回はわな猟のみの免許でしたが、必要そうなら次回、銃または網の免許という順番の具合もいいな〜と思いました。
メリットとして感がれるのは、次の試験が一部免除や短縮になったり、試験の様子も一回受けてるだけあって落ち着いて受けれるし、一気に覚えなくていいから合格の確実性があがるというのがあります。

デメリットは、2回分お金と時間がかかります。自信がなかったり落ちることを思えば、、、どっちをとるか?という個人の選択かな〜と思います。(落ちればまたお金と時間がとられますし)

わな猟だけでいいや〜〜〜ってことならそれはそれで。
銃の管理などのリスクをとる必要もない。

みなさんの合格を切にお祈りしております。頑張って!